本場の食べ方
ポイント 1まず解凍
冷凍鰹たたきの場合は、季節により異なりますが真空パックのまま流水に15〜20分程度浸けておくと真ん中に少しだけ芯が残ったようになり切りやすくなります。
解凍したからといえ鮮度が命ですので、すぐに身を切ることをおすすめします。
ポイント 2包丁を引く
たたきの身を切る時には、包丁を引きながら切るのがコツです。
刺身包丁や柳包丁の刃が長く作られているのは、ひと引きで一気に切ることができるからですが、ご家庭の包丁を使う場合にも、何度も前後させると身がつぶれてしまいます。
手を切らないように気をつけながら、まな板の手前の方を使って一気に引くように切りましょう。
慣れてくると、手元がまな板に邪魔されることなく楽に引く事が出来るようになります。
ポイント 3ぶ厚く切る
おすすめは鰹の身をかなり厚めに切っていただくこと。
高知での厚さの目安は「下駄の歯」くらいと言われています。
こうすることで、濃厚な旨みが口から体全体に伝わると信じています。
土佐流たたきの醍醐味をお楽しみください。
※近年ではマリネやカルパッチョのようにうすく切って楽しむ方法もあります。
ポイント 4盛り付ける
宴会では大皿に盛り付け、たたきにタレと薬味をたっぷりとかけ、薬味と一緒に小皿に取り分けていただきます。
ご家庭でお召し上がりになる時には、小皿にとったタレ(ポン酢)に浸してそれぞれお好みの薬味を添えてお召し上がります。
ポイント 5タレと薬味
タレは「醤油」「ポン酢」「柚子酢」などをお好みに応じて調合します。当店の商品には特製のタレが付属していますのでそのままご使用ください。
薬味は「みょうが」を刻んで添えるのが一般的ですが、「しそ」「生姜」も鰹と相性が良いものとして用いられています。
他にも、「スライスニンニク」「おろしニンニク」「あさつき」「おろし生姜」「芽タデ」「青じそ(大葉)」「穂じそ」などで自由に味つけしてください。この部分に関しては実はコツなどありません。それが本場の食べ方です。
ポイント 6塩でいく
土佐酢(味付けちり酢やポン酢)でいただくのがオーソドックスな形ですが、塩で食べる「塩たたき」も絶品です。
表面をサッと焼いて粗塩をちょっとつけていただきます。鰹自体の甘みと香ばしい焼きの風味を楽しむ素朴さが身上です。
また、塩で食べる場合は薬味はいっさい用いません。新鮮さが勝負の食べ方ですがぜひ一度お試しください。